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Mコーチ追悼

平成18年11月22日(水)Mコーチが急逝されました。
このページを作成しようかどうか本当に迷いましたが、彼が本少年団に残した足跡はあまりにも大きいと思いますので、拙い私の文章ですが追悼の言葉とさせていただきたいと思います。
あまりにも突然でした。
11月23日(木)、NTTカップの浜松地区予選大会準々決勝当日、大塚Gで会場準備を終えた私は11時の試合開始まで2時間以上あるので一旦帰宅してカメラの電池に再充電でもしようと車を走らせていました。
そこへ、団長から突然の訃報が・・・
気が動転して、運転するのもやっと、嘘だろう?間違いだよなと家に帰っても、自問自答を繰り返すばかりでした。
彼と私は、何人かの方にはお話しましたが、高校の同級生でした。
彼はサッカー部、私はバレーボール部で、屋外と屋内競技のため高校時代は名前を知ってる程度でした。
彼との再会は、2、3年ほど前になりましょうか、高校で「先輩の課外授業」という卒業生による講義が毎年開かれているのですが、ある年たまたたま彼と私が講師として招かれました。
その時に「おぅ、久しぶり」ということになったのですが、彼が脱サラして東京から浜松に帰ってきて事業を始める旨を聞き、頑張れよとエールを送るとともに、彼の勇気に大いに触発された記憶があります。
年が明けて我が家の次男と三男がどうしてもサッカーやりたいということで、それぞれ5年生と3年生から本サッカー少年団にお世話になりますとお願いに上がったときに、彼がコーチをしており「やぁ、偶然だねぇ」という話になりました。
私が彼に、「5年生からサッカー少年団に入ってもついていけるかな?」と相談したときに、「そんなの全然大丈夫だよ。本人のやる気次第でどんどん伸びるよ。せっかくサッカーが好きになったんだから、きっと上手になるよ。」というアドバイスをいただき大変心強く、次男にもコーチの言葉を伝えたことを思い出します。
今年から私がサッカー少年団父母会会長就任するにあたって何かと心配の電話を下さり、「困ったことはないか。仕事なんて適当に割り振れば大丈夫だよ。みんなサッカーが好きという大目標は同じだから、学校のPTAよりよっぽど楽だよ。」と大変勇気付けられたものです。
先日も6年生がNTTカップ県大会出場を決めて横断幕掲揚したのでその写真撮影に行ったときにお話ししたのですが、私が「去年の6年生の活躍があったから今年も続くことができたよ。これが伝統っていう力かな。いいコーチに恵まれてありがたいよ。」と言うと、彼は「いやいや、2年連続で行くことの方がプレッシャーがあったと思うよ。6年生はよく頑張ったよ、勿論お父さん、お母さんの力も大だね。県大会も頑張って。」とエールをくれました。
この3日後に彼は急逝され、この会話が私と彼の最後の会話になってしまいました。
お通夜に伺った際、高校時代のサッカー部の仲間と移った写真を拝見したときは辛かった。
急に涙があふれて、目頭を押さえても押さえても涙が止まらなかった・・・
彼はサッカー少年団のみならず、同窓会でも人望が大変厚く同窓会の代表幹事も引き受けてくれた矢先で、3年後の同窓会総会の幹事長として活躍するはずでした。
本当に若すぎる旅立ち、残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
平成18年11月26日(日) 父母会会長Y